2022.04.26
痛くない鍼灸治療
こんにちは相模原市の鍼灸院、有気堂です。
みなさん針って聞くとどんなものを想像しますか?
縫い針、ミシン針、釣り針、注射針・・・
どれも太いし、先端は尖っていて刺さると痛いですよね。
さて、鍼灸治療で使用する鍼(はり)は上に挙げたどの針より、
うんと細いものを使用します。
ちょっとご自身の髪の毛を見てみてください。
鍼灸治療用の鍼はその髪の毛と同じくらいの細さです。
そして鍼先端の形が痛くないように工夫されています。
肉眼ではわからないほどに細いのですが、
鍼の先端はまぁるくなっているので、
肌を傷つけることなくスムーズに入っていき、痛みをほとんど感じません。
もちろん血も出ませんよ😊
痛くない理由がもうひとつあります。
鍼治療の時、鍼管(しんかん)と呼ばれる細い管を使います。
鍼管に鍼を入れ、鍼管上部にわずかに飛び出している鍼の頭を
手でトントンとたたいて刺すと、
鍼先は瞬時に皮膚を通過するので、痛さをほとんど感じないのです。
気になる方は治療の際にお見せしますね。
鍼灸治療を受けたことがある方でも、鍼をじっくり見ることって
少ないかもしれません。
ちなみに「針」でも「鍼」でもどちらも「はり」と読みますが、
鍼灸の世界ではこの「鍼」を使います。
そして、「鍼」=「治療に使う道具のこと全般」を指すので、
下の写真のもの全てが「鍼」です。
【刺さないタイプの鍼】
【刺すタイプの鍼】
刺す鍼も、刺さない鍼もあります。
基本的には刺す鍼を使って治療しますが、痛みに過敏な方や、
小さいお子さんには刺さない鍼で治療しますので安心して下さいね。