2022.11.09
生理痛はないのがふつう?
女性のみなさんの悩みの種、生理痛。
でもその生理痛、本当は「ないのが普通」ってご存じですか?
今回は東洋医学的にみる、生理痛の原因について。
多いのが下記のパターンです。
■血のめぐりが悪くなっている
■気の流れが滞ってしまい、血の流れも悪くなっている
このふたつはどちらも「血の流れ」が悪くなっていますが、原因は違うところにあります。
以前お話した「気・血・水」の中でも特に女性のからだを左右するのが「血」です。
気血水のお話はコチラから→東洋医学ってなに?③~気血水とは~
この「血」の流れが悪くなったり滞ったりすると、熱や栄養がからだに行き渡らなくなり、
痛みとなってからだはsosを発します。
普段からからだが冷えているタイプの方は、「血」の流れが悪い状態になっています。これを瘀血(おけつ)と言います。
ストレスをため込んでしまうタイプの方は「気」のめぐりが悪くなっている状態です。これを気滞(きたい)と言います。
簡単なチェック項目をご用意しました。
↓からだが冷えてる瘀血タイプさんは…↓
□経血にレバーのような塊が混ざる。
□経血の色は暗い赤色。
□手足が冷えている。
□腰やお尻に触れると冷たい
□冷えのぼせがある。
□おりものが多い。色は白く透明。
□普段から頭痛や肩こりがある。
□痔がある。生理がくると痔になる。
□温めると一時的に痛みがひく。
□痛みは生理前~生理前半に多く、後半はほとんど痛まない。
□人よりも生理痛が強いと感じる。
↓ストレスため込みがちな気滞タイプさんは…↓
□生理周期が乱れやすい。
□生理中は特にイライラする。
□経血につぶつぶがした細かい塊がある。
□PMSの症状が強い。
□のどがつかえたように感じることがある。
□情緒が安定せず憂うつになる。
□げっぷやおならが多いときがある。
□痛みは生理前~生理前半に多い。
□生理痛はお腹が張ったような痛み。
どちらが多く当てはまりましたか?
どちらも同じ数だけ当てはまった方もいるかもしれませんね。
今回は多くみられる2つのパターンを紹介しましたが、生理痛の原因は他にもたくさんあります。
また様々な要因が複雑にからみあっている場合もあります。
一言で「生理痛」と言っても、1人ひとりからだは違うので、原因をとことん追求し、治療していきます。
最近は10代の中学生・高校生の若い世代でからだが冷えている患者さんが増えています。
痛み止めや低用量ピルという選択肢もありますが、
根本から解決してあげるのが、からだにも自然で優しいです。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ😊